セゾン投信を始めた人、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「セゾン資産形成の達人ファンド」いずれかを購入した人が次に取れる選択肢は保有(積立)を継続するか、売却するかの2つの選択肢しかありません。
だからこそ、投資の世界に入りやすいとも受け取れるのですが、やはり損が出てしまう状況と言うのは避けたいところですよね。
参考にしたいセゾン投信の利回り(リターン)
後でご参考に。一年間の基準価額からリターンを検証しています。
上の記事では、一年間保有した場合でも、損失が出てしまう可能性があることがわかりました。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は2007年から2015年までのそれぞれの期間、年の始めから終りまで保有した場合で、9年のうち4回、44.4%の確率で損がある状況に。
「セゾン資産形成の達人ファンド」は9年のうち3回、33.3%の確率で損がある状況に。
※2007年は3月15日から2007年12月28日までの騰落率にて計算しています。
切り取るタイミングによってもこの結果は変わる可能性があるのですが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の44.4%と言う数字は意外と高いですよね。最初の1年で損となる可能性がおよそ2分の1と言うことに。
セゾン投信の負けない資産運用をするためのコツ
では損失を出したくない、負けない資産運用をするためのコツ、
それは・・・・「長く持つこと」です。
そんな当たり前のこと!?もうやってるよと言う人もいるかもしれませんね。
改めて計算して分かったことをお伝えします。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「セゾン資産形成の達人ファンド」上の記事では1年間保有した場合について検証しました。その期間を延ばし、2年間保有してみた場合はどうでしょうか。
それが下記の表です。
保有期間(2年間) | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | セゾン資産形成の達人 |
2007年始めから~2008年末 | -32.01% | -49.09% |
2008年始めから~2009年末 | -20.26% | -22.90% |
2009年始めから~2010年末 | +10.06% | +36.65% |
2010年始めから~2011年末 | -11.67% | -9.52% |
2011年始めから~2012年末 | +14.05% | +18.40% |
2012年始めから~2013年末 | +62.66% | +106.00% |
2013年始めから~2014年末 | +52.55% | +86.80% |
2014年始めから~2015年末 | +14.95% | +27.53% |
2年間保有して、損失のある状況は「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「セゾン資産形成の達人」、いずれも8回中3回、確率にすると37.5%の可能性で損がある状況に。
今度は2年から3年間に更に期間を延ばして計算してみます。
保有期間(3年間) | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | セゾン資産形成の達人 |
2007年始めから~2009年末 | -19.10% | -29.85% |
2008年始めから~2010年末 | -24.54% | -21.97% |
2009年始めから~2011年末 | +3.71% | +22.58% |
2010年始めから~2012年末 | +7.47% | +19.51% |
2011年始めから~2013年末 | +51.27% | +84.71% |
2012年始めから~2014年末 | +90.30% | +152.28% |
2013年始めから~2015年末 | +48.46% | +95.30% |
3年間保有して、損失のある状況は「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「セゾン資産形成の達人」、いずれも7回中2回、確率にすると28.5%の可能性で損がある状況に。
1年間保有した場合だと33.3%~44.4%の確率で損失がある
2年間保有した場合だと37.5%の確率で損失がある
3年間保有した場合だと28.5%の確率で損失がある
保有期間が長くなることで、マイナスになる可能性が減る、つまり含み益を得る可能性が高まっています。
この2007年から2015年末までの期間で見ると一度、株式市場の大きな暴落が起きています。それでもこの数字は健闘ぶりが伺えますね。
これからの10年では暴落は無いかもしれません。
これまでの10年間よりもこれからの10年間の方が、世界全体の経済成長はもっと大きくなるかもしれません。
あくまで参考として考えて欲しいところですが、長く持つことがどうやら良さそうだと考えてみてくださいね。